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親子

論語素読教室

今、素読が見直されています。記憶力が際立ってよい幼少期に、声に出して繰り返し読むことで、一生の宝となる論語の言葉が、自然と身に付きます。

毎月第2土曜日

10:30~11:30
幼児・小学生以下の親子を対象


講師:郷学研修所
荒井所長

会費:一家族1回300

*テキスト代

300円×2冊(初回のみ)

        論語は日本でも長い間親しまれてきた世界の古典で、人のあり方についての教えの宝庫です。この論語を素読を通して、幼児・小学生の皆さんに覚えていただこうと考えています。

 生涯にわたって心の支えとなる言葉が、幼いころから身につくことは、その子の一生を通してかけがえのない宝物になります。

素読は、覚える能力が際立って良い幼少期に、大切な言葉を繰り返し声を出して読むことによって覚えてしまう学習方法です。その際、言葉の内容や意味は分からなくてかまいません。

 内容・意味は、後に理解力や思考力が育ってから学べばいいのです。理解力や思考力が育ってくる時期になると、記憶力はそれに反比例して弱まってしまいます。ですから、幼少期は一番覚える能力が高く、素読の最適期とされてきました。

朗読・音読は、頭脳を中心として、口・舌・鼻・目・耳を使い、呼吸・発声・視覚・聴覚を総動員して言葉を身につける、最も優れた言語習得方法です。もちろん、優れた国語力の素地も養われます。

 今、その素読の方法が改めて見直され、全国各地で論語等の素読が復活してきています。

 東洋の古典を重んじた安岡教学を受け継ぐ「公益財団法人 郷学研修所・安岡正篤記念館」では、毎月「親子論語素読教室」を開いています。幼少期に論語を学ぶことは、その子への何物にも代えがたい贈り物になります。

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公益財団法人

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嵐山町菅谷 671番地

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 「親子論語素読教室」は、毎月第2土曜日午前10時半から1時間、当研修所において開かれている。平成18年9月に始まったこの教室は、対象を幼児から小学校6年生迄としている。始まった当初、幼稚園の年中で入ってきた子は、今年、中学一年生になった。

 「日本人は昔から論語を米の飯のように心に摂取しつづけてきた」と安岡先生も仰っているように、日本人の精神構造に多大な影響を与えてきた論語は、戦後暫くの間、軽んじられる風潮にあったが、ここにきて改めて見直されており、全国各地で子供の論語教室等が開かれている。

 次に掲載するレポートは、当初発行の季刊誌『郷學』の平成25年新年号(82号)に掲載されたものを抜粋、多少手を入れたものである。なかなか興味深い。




《レポート「親子論語素読教室」》

天が子供に与えた力



感動的な光景


 「親子論語素読教室」に臨席した。論語や四書の各章を大きく墨書した紙が、黒板にずらりと張られている。

 荒井桂所長が挨拶した後、先月習った例文を一度読んで皆に聞かせる。すると子供たちが手を挙げて、早速素読を始めたではないか! それも後ろ向きで文字を見ずに全文を暗誦するのである。かなり長いものもある。

 次には複数の子供たちが立ち上がり、黒板に背を向けた姿勢で合唱するように素読をして見せた。声が揃っている。

 これは勿論、子供たちが前もって家で復習してきたから可能なことである。子供には原則として難しい漢字は読めない。意味も理解できないだろう。なのになぜ、幼い子に長文の暗誦ができるのだろうか。



幼児は記憶の天才


 荒井所長によると、その訳はこうである。 

 幼児は意味など分かろうとしない。十歳位までは「覚える」「分かる」「考える」のうち、「覚える」能力がずば抜けて高い。やがて成長するにつれて「分かる」「考える」力が発達しだすと、「覚える」力は反比例して低下していく。

 幼児は大人が想像できないくらいの覚える力を持っているのだ。繰り返し聞くだけで何でも覚えてしまう。その気になれば相当な長文でも覚えられる。仲間と一緒に素読したとき、上手な子がいて皆から褒められているのを見たりすれば、自分もその気になる。そしてどんどん素読の力が伸びていく。子供なりに楽しんで、文字の世界に飛び込んでいく。



遠くから通ってくる人も


 次に、今月新しく学ぶ章を荒井所長の先導で何回か読み、次回までに覚えてくるよう指示が出る。

 開始から30分。講師が嶋田元子指導員に代わった。ここからは既に学んだ章句の中から、子供自身が選んだ得意な章句を暗誦する。あの長文の「大学章句序」の全文を、可愛い声で暗誦した子もいる。次々に手が挙がり、色々な章句を素読してみせた。

 近隣の人もいるが、12時間かけて遠くから通ってきている人もいる。過去には新潟・茨城からも毎月休まず通って来た人もいたとのこと。対象は小学生と幼児である。3歳の子でも適応して、素晴らしい能力を見せている。



「楽しいから続けている」—  子供たちの声


 子供たちの声を紹介しよう。


 「友達に誘われて来ました。来てみたら、楽しかったので続けています」

 「3歳から論語をやっています。論語はすらすら言えると、とても楽しいです」

 「毎日家で3回論語をやります。2週間前になれば、言えるようになります」

 「新しいのは言えないけれど、耳で聞いているうちに言えるようになります」

 「ピアノやお習字もやっています。論語を知っている人は、クラスに何人もいません」

 「6年生が習う漢字なのに、1年生の私が〈これ読める〉って言ったら、褒められちゃった」



「文を覚える回路頭の中にが出来ているのでしょう」


 父兄の声もお聞きした。


 「子供が食事しているときに、先月・今月・来月の文章を聞かせています。意味は言いません。そうすると、たとえばテレビで〈まつりごと〉と言ったりすれば、〈ああ、あれだね〉と古典の言葉と結びつきます。古典の言葉が自然に身についていくのは、大切なことだと思っています」


 「安岡先生の言葉に、大人に難しいことが必ずしも子供には難しくない、というのがありました。数年前、『声に出して読みたい日本語』に刺激されて、2歳の子に枕草子などを読み聞かせていました。1回に2分くらいですね。3歳になってこちらの講座に通うようになりました」


 「学校では生徒に教科書の音読をさせます。3日やるとうちの子は暗誦してしまいます。先生も驚いています。文を覚える回路が頭の中に出来ているのでしょうね」


 「3歳から論語をやっているお蔭で、今年入学した娘は、音読も他の子より上手にできるし、人間の基本的な部分を身につけさせて頂いたので有難いですね。娘が嫌だと言うまでは続けさせたいと思います」


 「うちの子は字を見るのが好きなので、論語を大きく書いてリビングに張っています。嫌がらずに1時間くらい練習しています。言葉のリズムが体に入ったようで、すぐ頭に入ります。暗記力がつき、更級日記などを120種類くらい覚えています。この子なりに記憶術を体得したのかな、なんて感心しているんですよ」


 「うちの子は漢字が好きなお蔭で、読書ばかりしている。しかも読むのがすごく速い。それでいて不思議に内容は結構ちゃんとつかんでいます」



最初から漢字で教える


 子どもの能力の素晴らしさに、親も驚いているようだ。

 嶋田指導員がこうフォローしていた。

 「今の教育は漢字の『読み』と『書き』を同時に教えているが、初めは読みだけにして、書きは後にしたほうがよい。幼児期に沢山の漢字に触れて、目と耳で馴染むことが大事。幼児にとっては漢字も『遊び』の一つなのだから。大人の勝手な思い込みで幼児の能力を押さえてしまうのは罪なこと。また、漢字は表意文字なので、本を読むようになってからは、漢字だけを目で追えば大体の意味が分かる、速読ができる。本に抵抗がなくなり、読書量も増える。」

 また、幼児漢字教育の第一人者石井勲氏は次のように言っている。

 漢字は難しいからといって、低学年では平仮名で言葉を教え、高学年になって改めてそれに該当する漢字を教えている。しかし、それは不合理であり、無駄である。幼児・低学年であっても最初から漢字で教える方がよく、子供達はその能力を十分持っている。



漢字は奥深い文化


 最後に荒井所長がこうまとめた。

 「天が子供に与え給うた力は、ほとんど無限だと痛感している。子供の能力について、私たちは頭を切り替えなければいけない。漢字文化に幼時から親しむ、それは高校や大学で外国語を学ぶ際にも威力になるに違いない。子供の体内に漢字文化の塔が建設されると、それが自信になり、勇気を生み、一生の宝物になる。漢字は単なる文字ではなく、それ自体が奥深い文化なのだと、私たちは再認識すべきである。」

(平成241110日・記)




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